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恭理小説第2話ですー(´∀`)/
とりあえず、女性向けです。
苦手な方は開かないでーー!!
俺と理樹は部屋に戻った。
「さて、まぁ3日も経てば戻るんだ。今はこの体を楽しむか」
「え、楽しむ?」
2人で冷蔵庫にあったオレンジジュースを飲みながら話していた。
「そりゃあな、こんな体験なんてもう2度と出来ないだろうし」
「けど、その体で何するの?」
「ん?、そうだな…」
そして俺は不敵に笑った――。
*晴れすぎた空の下で 第2話*
「おいしい?」
「うん、おいしいよ」
今、俺は女子生徒に囲まれている。
まぁ、大体分かると思うが、よくあるシチュエーション。
女子ってのは小さい子供が好きだからな。
お菓子とかももらえたら、理樹と食べられるし――。
「可愛いね~」
「年は?」
「飴食べる?」
「どこに住んでるの?」
女子達からの質問攻めはとことん来るな…。
――そこに我が妹の鈴がやってきた。
「理樹っ、何だこの集まりは?」
「鈴、えーと話せば長くなるんだけど…」
女子生徒に囲まれている中から俺は鈴の前へと移動し手をあげる。
「よお、妹よ。お兄ちゃん結構もてるだろ?」
「誰が妹じゃあ~!!」
いつもながらのハイキックを腹で受け止めた。
「ぐがぁっ」
身長が低い分、鈴のハイキックをもろ受け止めてしまう。
「きょ、恭介、大丈夫!?」
目の前で見ていた理樹は慌てて座り込んだ俺を心配する。
周りにいた女子生徒達が鈴に抗議を始めだした。
「ちょっと!この子に謝りなさいよ」
そーよ、そーよ!と周りからの抗議を受ける鈴。
「う、ぅぅ…、ふかーーー!!!うっさい!みみキーンっだ!!」
女子の抗議にうるさく感じたのか――。
「ふかー!ふかーー!!」
「な、なによ!帰りましょっ」
女子の群れは早々と消え去った。
「え、えーと…」
理樹が鈴を見てオドオドとしだす。
「鈴っ、あのね…」
「お前、何してるんだ?」
「鈴っ、これはだなぁ…」
やべぇ、キレるか!?
すると――。
「はぁ、今はそんなことはいい。きょーすけ、くるがや達が呼んでるぞ」
呆れたように、俺の名前を出した。
来ヶ谷が…?よからぬことを考えてると思うが…。
「どうする、理樹」
理樹は、へ?と疑問系にいいながらああ、と答える。
なんだ、今日の理樹はちょっと変だな…。
「行ったほうが良いんじゃないかな?何か相談があるかもしれないし」
まぁ、何かされると決まったわけじゃないし、行ってみるか。
「んじゃあ、行くか」
「うん、…って僕も行くの!?」
「当たり前だろ?3日間俺の面倒見てくれるんだろ?」
「これって、入るの?」
「何だよ、嫌なのか?」
いやとかじゃなくて…、と俺と鈴を交互に見る。
鈴はああ、と言った。
「理樹も良いって言ってたぞ?」
「ほらな」
ようやく理樹は納得し、俺達は女子寮に向かった。
「って、ちょっと待ってよ!僕は入れないでしょ!」
「大丈夫だ。理樹は可愛いからな」と鈴が即答した。
「……」
それ以降、理樹は喋らなくなった。
そうしていよいよ扉の前まで来てしまった。
一つ息を吐きドアノブを回す。
ドアの先には、来ヶ谷が椅子に座って雑誌をペラペラと捲っていて――、その隣で三枝、西園が本を読んでいた。
「お、やっと来たか。待ちくたびれたぞ」
机においてあったジュースを飲み干し怪しい笑みを浮かべる来ヶ谷。
ベットに寝転んで漫画を読んでいた三枝とベットに座って文庫本を読んでいた西園が俺達を見る。
「お!やっと来ましたネー!!」
「待ってました…」
本を閉じ入れ、入れと誘ってくる。
俺達の後ろにいた鈴が廊下をとことこと歩いていってしまう。
「って、鈴はどこに行くんだ」
鈴は振り向き、首をかしげる。
「なにいってるんだ?あたしはくるがや達がきょーすけを見つけたら、呼んできてくれと頼まれたんだ。それに今からこまりちゃんとクドでクッキーを作るんだ」
できたらお前らにもやる、と言って早足で行ってしまった。
そうか、つい嬉しくなり笑みが浮かんでしまう。
「ほら、早く入らないか」
来ヶ谷が手招きしながら言う。
そうして、俺達は部屋に入った。
「さて、来てもらったのは他でもない。せっかく面白い体をしている恭介氏だ、遊ぼうと思ってな」
そう言うと、椅子から立ち上がり俺に近づいてくる。
逃げようと思ったが、相手は来ヶ谷だ。あっという間に捕まった。
「離せえ!!」
暴れてみたが体をぎゅっと捕まれていて動いたところで変化はない。
背中に当たる来ヶ谷の胸が気になるが…。
「ふふふ、恭介氏も年頃の男だ、いや今はちょっと若いか。どうだ?柔らかいだろう」
ふにゅ、という感触にさすがの俺もやばくなる…。
「さて、葉留佳くん、美魚くん連れて行け」
あごでぼーっとしていた理樹に向ける。
「アイアイサーー!!」
「了解しました」
そういうと、ベットから立ち上がり理樹の手をつかみシャワー室に入っていった。
「うわあああ~!!」
理樹の叫び声は、すぐに聞こえそれ以降聞こえなくなった。
一体何をするんだ…。
「さてこちらも遊ぼうか…、ふふふ」
後ろから聞こえる怪しげな声、…やばいと思ったが――。
「うわあああーーー!!」